2016-01-01から1年間の記事一覧
やたらめったら張り紙をしてあるのが嫌いだ。親切なのか、注意なのか、そこら中にベタベタと張っているのが目について嫌になる。うっかりコンビニのトイレなんか行くと、元の壁が見えないくらい張ってあって、用を足す時間よりも、それらを全部読む時間の方…
恥ずかしながら、多少すねに傷のある独身である。隠すつもりもないが、大ぴらもしていないつもりだ。しかし、この歳で独身というのは、「自虐」というカテゴリーのネタにはなる。 「先生は、どうして独身なの?」 と、直球の質問を患者さんからぶつけられる…
散髪は、小学校の同級生のイカした散髪屋さんにやってもらっている。今日も母校のそばにある、彼の散髪屋さんに行ってきた。彼は僕の髪を整え、僕は彼の健康を診ている。 隣の椅子では、彼のおやじさんが、おやじさんのお客さんの髪を切っていた。親子2代の…
何かあるべきものがなくなった時の喪失感を「△△ロス」というらしい。誰かがいなくなった後の、胸にぽっかり穴があいたような、あるいは、祭りの後のちょっともの悲しい感じに近いのだろう。 「最近、さみしいんだよ」 と、外来に矍鑠(かくしゃく)と歩いて…
誘われたので勉強会に出席してきた。勉強しなきゃと思っていたので、これはラッキーと意気揚々と、ノートなんか取りながら勉強会に参加していた。 思いがけず、その勉強会は衝撃的だった。きっと、忘れえない勉強会になった。何が衝撃的だったか。それは、エ…
シロちゃんは、彼女の赤ちゃんの名前だ。 寒い夜は毛布にくるみ、シロちゃんが泣けばそっと抱きしめ、眠れない時は子守唄を歌い、どこに行くにも一緒だ。デイサービスにも、ラウンジに食事に行く時も一緒に連れて行く。手押車にちょこんと前を向いてシロちゃ…
なんとも時代遅れの話を蒸し返すのだが、おじさんはどうしても言いたいのだ。 いまから遡(さかのぼ)ること10年くらいだろうか、日本の病院からナースキャップが忽然と消えた。「忽然」とは言い過ぎだろと今の若者は思うかもしれないが、「忽然」でも「突如…
「24時間365日、いつでも患者さんを診てくれる個人病院!!」「24時間365日、救急車を受け付ける医院!!」と話題になるクリニックや医師をメディアが取り上げる。最近は、ご近所、南鹿児島市のM救急クリニックや、埼玉県川越市のK救急クリニックといったク…
A「この間あげたパンツ、今日はいてます?」 B「はいてますよ♡」 A「本当に?」 A「(じっーと下半身を見て)え〜。全然透けてない〜。ざんね〜ん!!」 B「見ないで下さいよ〜。恥ずかし〜!!セクハラ〜!!」 看護スタッフ(女性。複数人)と僕の会話。色…